万が一の時の頼れるライフラインとして。
つねに災害時を想定して訓練を行い、災害発生直後の救援物資の緊急輸送から、都市機能回復の復興物資輸送に従事します。
災害の発生時、国・都・区市町村や防災機関と相互に連絡し、情報収集に努めます。また、東京都からの要請を受けて各支部への協力要請と車両の手配を行い、被災地の緊急輸送拠点や陸上・海上・空輸等の広域輸送拠点や、備蓄倉庫等から物資を緊急輸送します。
東京都トラック協会は、災害対策基本法に基づく指定地方公共機関(防災機関)として東京都に指定されています。災害時におけるトラック輸送の役割を果たすため、東京都との「災害対策用貨物自動車供給契約」の締結、防災訓練への参加、情報連絡体制の整備等により常日頃から災害発生に備えています。また、新宿区の総合会館内に緊急輸送司令室を、さらに江戸川区臨海町の緊急輸送センターには、緊急輸送司令室をはじめ、緊急輸送要員の待機所、約100台分の緊急輸送車両が集結し、出動できる施設を整備しています。
平成19年の新潟県中越沖地震をはじめとする災害の発生に対して、東京都などの要請に応じ、救援物資の緊急輸送を実施しました。
毎年実施される都や九都県市※の防災訓練への参加をはじめ、各支部でも区市等の防災訓練に参加し、緊急輸送業務への習熟と役割の周知を図っています。
※九都県市:埼玉県・千葉県・東京都・神奈川県・横浜市・川崎市・千葉市・さいたま市・相模原市