平成22年(2010年)8月23日から25日までタイ国の首都バンコクで行われた第5回アジアEST(Environmentally Sustainable Transport:環境的に持続可能な交通)地域フォーラムの第2日目、全体会合4「持続可能な貨物輸送」のテーマの中で、"日本における物流事業者の環境対策"と題して、東ト協の「グリーン・エコプロジェクト」の取り組みを遠藤環境部長が講演した。
アジアEST 地域フォーラムは、アジア地域における環境的に持続可能な交通(EST)の実現を目指して、日本と国際連合地域開発センター(UNCRD)が共同で設立した、政府ハイレベル政策対話会合であり、今回のバンコクでの開催で5回目となる。
今回の会合では、アジア地域22 カ国【ASEAN10ヵ国(ブルネイ、カンボジア、インドネシア、ラオス、マレーシア、ミャンマー、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナム)、SACEP(South Asia Co-operative Environment Programme)加盟8ヵ国(アフガニスタン、バングラディシュ、ブータン、インド、モルジブ、ネパール、パキスタン、スリランカ)、中国、日本、韓国、モンゴル】の政府高官や運輸交通・環境分野の専門家、国際機関関係者などが参加し、各国のEST 取組状況が発表される中、先進事例等の共有やEST 実現に向けた鉄道開発、バス高速輸送、物流等の具体例の共有・議論が行われ、バンコク宣言2020(持続可能な交通に向けた2010 年-2020 年の目標)が採択された。
国際会議で「グリーン・エコプロジェクト」が取り上げられるのは、昨年12月に行われたコペンハーゲンでのCOP15のサイドイベントで紹介されてから、今回で2度目となる。