本年3月11日、東北地方太平洋沖を震源とするマグニチュード9.0、千年に一度といわれるほどのかつて経験したことのない大地震(東日本大震災)が発生いたしました。多くの方々が未曾有の大災害に見舞われました。
この大地震によって引き起こされた巨大津波による被害は、目を覆うばかりの惨状で、平和な営みを根底から覆してしまいました。巨大津波は、原子力発電所も破壊し、放射能汚染の被害で国内はおろか輸出にまで影響が出ています。
しかしながら、私たち日本人は、過去の大災害においても不屈の精神で復興を成し遂げました。このたびの大震災も、日本人の持つ卓越した団結力と精神力で必ず復興できると信じています。女性部の会員各社におかれましても、被災地へ向け救援物資の輸送等で協力なさっておられることと思います。
被災された皆様には心からの笑顔が戻ることをお祈りし、お亡くなりになられた方々には衷心より哀悼の意を表します。
さて、女性部は平成3年に発足し、今年20周年を迎えます。私たちを取り巻く環境は、中東の政治不安定による原油価格の高騰が続き、昨年以上に景気の先行きが見えず、厳しい事業経営が依然として続いています。
私たち女性部は、この不況を乗り切るためにも、細やかな気配りを事業経営に活かし、ロジスティクス研究会、青年部との連携を深め、情報交換を充実させ、研修の場として事業経営に活かし、組織体制の運営や事業活動を円滑にするとともに、社会福祉貢献活動等に積極的に取り組み、社会との共生を図ってまいります。
また、近畿の五ブロック(福井、京都、大阪、兵庫、奈良)の女性経営者交流会にも参加し、他県のトラック協会女性部との交流を活発にし、女性部員の皆様と共に歩んでまいります。