運輸事業は、公共性の高い産業です。とりわけトラック輸送のシェアが大きな比重を占めている現在、物流の円滑化、都民・利用者に対する利便の確保、大地震、風水害などのいざというときの救援物資輸送対策など、トラック運送業界に課せられた社会的責任は重大です。
反面、トラック運送業界は、交通事故、交通公害問題と深いかかわりをもっており、常にその面の対策を厳しく求められています。
しかし、これらの問題への取り組みを事業者個々に依存しているだけでは、十分な効果を期待することはできません。関係機関との意志の疎通を図り、業界内の意見を調整し、かつ適切な指導力、活動力を発揮する機能が求められています。
このため、当協会では、会員事業者の近代化、交通安全・公害対策、福利厚生対策、都民・利用者へのサービス向上対策など、多岐にわたる事業活動を展開しています。また、国から地方貨物自動車運送適正化事業実施機関として指定を受け、輸送の安全を阻害する行為の防止を図るとともに、(財)東京都トラック運送事業人材養成等財団を通じ、人材研修・人材確保などの活動を行っています。さらに、(財)東京都トラック交通遺児等助成財団を通じて社会福祉活動も推進しています。
一般会員:3,620
特別会員:2
団体会員=(社)東京環境保全協会、(社)東京路線トラック協会